オルニチンがストレスを軽減する

ストレス反応とは

人はストレスを感じるとストレス反応を起こします。
ストレス反応にはイライラ・不安・抑うつなどの心理的反応や、頭痛・疲れ・不眠などの身体反応や、飲酒量の増加やミスの増加などの行動での反応が現れることがあります。

次に人がストレスを受けたときの脳やホルモンの変化を見ていきます。
人はストレスを受けると脳の視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が出ます。CRHはACTH(コルチコトロピン)の分泌を促進させます。
ACTHは、副腎という腎臓の上にあるホルモンを産出している臓器に血液を通ってたどり着きます。そして副腎は糖質コルチコイド・糖質コルチコイド・アンドロゲンという3種類のホルモンを出させます。
糖質コルチコイドの一種にコルチゾールというホルモンがあります。コルチゾールは血圧を上げ、ストレスの原因と戦う・あるいはストレスの原因から逃げる体勢を整えます。
しかしコルチゾールはセロトニンという幸福物質と呼ばれるホルモンを抑制してしまいます。

セロトニンの分泌が少なくなると

  • 不眠
  • 自律神経の乱れ
  • 憂うつな気分

などが引き起こされます。
そして
コルチゾールが出ている状態が慢性化すると

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 不眠症
  • 自律神経失調症

などの症状を引き起こします。

したがってコルチゾールはストレスの原因に対処するために重要なホルモンではあるのですが、特に不眠などの症状を引き起こしてしまう側面もあるのです。

オルニチンがストレスを軽減する

オルニチンは精神を健全にし、ストレスの影響を軽減させる効果が期待されています。
オルニチンを摂取したグループと摂取していないグループに分けてストレスを与え、ストレスを受けると出るコルチゾールの量を調べる実験を行いました。
ストレスを与える実験とは初対面の面接官に対してスピーチや暗算を行うというものです。
オルニチンを摂取したグループの方がコルチゾールの増加量が少ないという結果になりました。

オルニチンはコルチゾールやコルチコトロピンの分泌を抑制することによって、ストレス反応を軽減させ、深い眠りをできるようにします。
実験の中でオルニチンがコルチゾールやコルチコトロピンの分泌を抑制することは分かっているのですが、なぜオルニチンがコルチゾールやコルチコトロピンの分泌を抑制するかは研究途中です。

眠りが深いと日中に眠くなりにくくなるだけではなく、成長ホルモンの分泌を促進させます。
成長ホルモンは眠り始めて3時間くらいまでの深い眠り(ノンレム睡眠)のときに分泌します。眠り始めてから最初の3時間でどれだけ深い眠りにつけるかが成長ホルモンの分泌に非常に大切なのです。
成長ホルモンは成長期なら身長をのばしたり、大人だったら美肌を作ったり脂肪を燃焼させるのを助けたりします。

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