冷凍しじみのメリット

一般的に、食品は冷凍すると栄養は失われ風味も低下しますが、しじみは栄養も旨味も増加するといわれます。
食品は栄養はもちろんですが、おいしく食べられるということが重要です。
今回は、冷凍しじみのメリットについて見ていきましょう。

長期間保存ができる

冷凍しじみのメリットは長期保存ができるということがあげられます。
冷蔵保存では、夏は3日ほど、冬は6~7日ほどがおいしく食べられる限度ですが、冷凍保存では3か月程度はおいしく食べることができます。
冷凍保存する際には、ビニールの袋などに1回分ずつ小分けにして密閉します。
必要な分だけ取り出して調理でき、不要な分まで解凍して傷めることがありません。
また、できるだけ空気を抜いて平らにして冷凍するのがコツです。

オルニチンの量が増える

冷凍すると、肝機能向上や新陳代謝促進に効果のあるオルニチンの量が約8倍にも増えるといわれます。
研究結果によると、-2度まではオルニチンの量に変化はありませんでしたが、-4度になるとオルニチンの量が急上昇し、8倍以上になっています。
ただし、それ以上の低い温度になると、オルニチンの量は徐々に減少しています。
これは、しじみだけに起こる現象で、ホタテやアサリ、ハマグリなどの他の貝類には見られません。

調理した時の旨味が増す

砂抜き後、空気に晒すことでしじみの旨味成分のコハク酸が増すといわれますが、冷凍保存してもコハク酸の量は増えません。
冷凍保存すると、コハク酸の量が約2~3倍になるといわれるのは、冷凍保存することによりしじみの細胞内の水分が膨張し、細胞が壊れ、調理した時に細胞内の旨味成分が出やすくなるためです。
しじみは荷征矢醤油などの調味料の原料としても使われるように旨味成分の豊富な食材ですから、なおさらおいしく感じるのです。

冷凍しじみは長期保存ができ、生のしじみよりも健康増進効果の高いオルニチンの量も増え、旨味も増しています。
しかし、旨味が増す分細胞も破壊されていますので、生のしじみの弾力のある食感は失われています。
おいしく食べる調理の工夫が必要です。
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