しじみを食べ過ぎると心配?

しじみは肝機能を高め、貧血の予防にもいい食材ですが、お酒を毎日飲むから、毎日「二日酔いに効く」しじみの味噌汁を食べるという方は、しじみの食べすぎがちょっと気になるかもしれません。
しじみを食べ過ぎて心配しなければならないことはあるのでしょうか。

しじみに含まれる鉄分

しじにみに含まれる鉄分は、100gに対して約8.3mg。
成人の1日の鉄分摂取許容量は45mgとされていますので、許容範囲内です。
しかも、しじみに含まれる鉄分はヘム鉄で吸収率が悪く、約1~6%ほどといわれています。
最大値で計算してもわずか0.5mgにも満たない量ですから、健康に害を与えるものではありません。
また、20歳前後の男性の鉄分損失量は0.9mg/日、必要量6.0mg/日、摂取推奨量7.2mg/日となっていますが、しじみ100gからでも1日の鉄分の損失量には満たないものです。
ですから、健康な人にとっては、しじみを少々食べ過ぎても問題はありません。
100gものしじみを食べるほうが難しいでしょう。
ただし、すでに肝臓の疾患にかかっている人は、しじみの摂取は禁止または制限されることがあります。

しじみの摂取制限について

慢性肝炎や非アルコール性脂肪肝炎NASH、アルコール性肝障害などにかかっている場合は、しじみなどの鉄分を多く含むものは制限されることがあります。
鉄分は、血液のヘモグロビンを作る必須微量元素で、健常者にとっては有益なものです。
摂取した鉄分の一部は肝臓に蓄積され、ホメオスタ-シスによって過不足がないように必要に応じて使われます。
しかし、肝臓病などで肝機能が低下していると、鉄分の吸収だけが過剰になり、肝細胞への蓄積が進みます。
そのため、酸化ストレスが高まり、肝細胞障害、繊維化、肝臓のがん化などの悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
病気の種類や状態によって、しじみなどの鉄分を含む食品が禁止、あるいは、制限されますので、医師との相談が必要です。

健康な人にとっては優れた効果のあるしじみですが、肝臓病にかかっている人は病状によっては食べることができないこともあります。
普段からしじみを食べていれば、肝機能を高めますので、病気にはかかりにくくなります。
健康なときにたくさん食べたほうがいい食材です。
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