しじみのサプリメントの注意点

しじみのサプリメントは時や場所を選ばず手軽に摂取できて便利なものです。
しかし、その手軽さから過剰に摂取してしまう可能性があります。
また、先天的な疾患尿素サイクル異常症の場合は摂取に適しません。
それぞれにどのような影響があるのかご説明します。

過剰摂取の可能性

厚労省によれば、成人のオルニチン摂取目安量は1日に400~1000mgとされています。
生のしじみや他の食材から摂取する場合は、含有量が少ないため基準以上に摂取することは難しいものです。
しかし、しじみのサプリメントは成分が凝縮されており、わずかな量で基準を満たすことができます。
より高い効果を得るために多量に摂取することも容易です。
スポーツや筋力トレーニングなどでオルニチンの消費量が多いとしても、疲労回復や持久力を高めるために多く摂りすぎると網膜に異常を起こすことがあります。
長期間にわたり高濃度のオルニチンを摂取すると、気づかないうちにゆっくりと進行していきますので非常に危険です。
長期間とは数年にわたってということですから、一時的、短期的、断続的な使用では網膜変性は起こりませんので、摂取量や期間を考慮して摂取することが大切です。

先天的尿素サイクル異常症は摂取不可

尿素サイクル異常症は先天的に尿素の代謝ができなくなり毒素のアンモニアが処理できず、アンモニア血症の症状などを伴い発症します。
元気がなくなり、多呼吸、嘔吐、意識障害、痙攣などの症状です。
回路の中の障害のため、オルニチンやシトルリン、アルギニンなど各経路で起こり、それぞれの症状もみられます。
繰り返すと中枢神経にまでいたり、発達障害や精神障害を引き起こします。
食材から摂取するよりも、サプリメントは成分が凝縮されていますのでリスクは高くなります。
家族や親族にこれらの疾患がある場合は、サプリメントを使用する前に検査を受けるほうが良いでしょう。

配合成分を確認する

しじみのサプリの場合、しじみのエキスやオルニチン以外の成分を配合したものがほとんどです。
必ず成分を確認しましょう。
主成分となるオルニチンは副作用の少ない安全性の高いものですが、その他の成分で体調不良を起こすこともあります。
自分にとってアレルゲンとなる成分が含まれていないか確認してください。
また、服用中の薬などがある場合は、飲み合わせも確認するとより安全です。

しじみのサプリメントは手軽に摂取できる便利なものですが、成分の確認や用法用量を守って適切に使用することが大切です。
体質の懸念や筋力強化などの特異な使い方をする場合は、医師に相談した上で、その指示に従って使用しましょう。
トップに戻る