しじみに含まれる葉酸

しじみに含まれる葉酸は、胎児の成長に欠かせない栄養素で、妊娠中は積極的に摂ることを推奨されています。
食品の多くに含まれていますが、レバーやブロッコリー、ホウレンソウなどには特に豊富に含まれています。
では、葉酸とはどのような働きをしているのでしょうか。

しじみに含まれる葉酸とは

葉酸は、ビタミンMやビタミンB9などとも呼ばれ、身体の機能を高める水溶性ビタミンです。
乳酸菌の増殖因子としてほうれん草の葉から発見されたため葉酸と名付けられています。
葉酸は体内で代謝され、ジヒドロ葉酸からテトラヒドロ葉酸と変化し、補酵素として様々な働きをします。
とくに、正常な発育や造血作用、神経系に作用するため、妊娠授乳期の女性や乳幼児、成長期の子供に大切な栄養素です。

しじみに含まれる葉酸の効果

成長促進

葉酸は体内で代謝され、タンパク質や核酸を合成するための約20種類の酵素の補酵素として働きます。
細胞内の核酸が遺伝子情報に基づきタンパク質を合成する働きを助けることによって、正常な発育と新陳代謝を促進します。
細胞の健やかな成長に働きかけますので、妊娠の初期から十分に摂取することが大切です。
この妊娠初期では胎児の神経管が形成されますので、正常に成長することで神経管閉鎖障害を予防することができます。
また、口唇・口蓋裂や先天性の心疾患などの予防にも効果があります。

貧血予防

赤血球の寿命は約120日のため、常に新しい赤血球が作られています。
葉酸は「造血のビタミン」とも言われ、ビタミンB12とともに赤血球の元となる赤血球芽の生成を助けています。
正常な赤血球芽の生成が貧血を予防することになります。

動脈硬化予防

葉酸にはビタミンB6とビタミンB12とともに、メチオニンの代謝の中間物質ホモシステインの代謝を促進する働きがあります。
脂質の摂りすぎや加齢によるホモシステイン濃度の上昇を抑えることから、動脈硬化を予防効果が期待できます。

脳機能改善

ホモシステイン血症を予防することから、正常な血流の維持にも効果があります。
そのため、認知機能の低下抑制や聴力の改善にも効果が期待されています。

葉酸の過不足による影響

通常の食事から過剰摂取による害はありません。
薬剤として多量に摂取した場合は、神経障害や発熱、皮膚炎などの症状がありますので、用法用量を守って摂取することが大切です。

また、健康であれば、腸内細菌が葉酸を合成するため、普通に食事を摂れば不足することもありません。
しかし、妊娠中や過剰な飲酒、薬剤などにより不足することがあります。
赤血球が正常に成長できずに起こる巨赤芽球性貧血や胎児の神経管閉鎖障害、動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まります。

しじみに含まれる葉酸は、成長や健康維持に欠かせない成分です。
普段の食事から十分とれますので、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
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