しじみにプリン体はある?

しじみにもプリン体は含まれています。
プリン体は、代謝異常によって起こる高尿酸血症や通風の原因として恐ろしいもののように扱われていますが、正しい食生活で抑えることができます。
今回は、しじみに含まれるプリン体とプリン体による悪影響を抑える食事についてご説明します。

プリン体とは

プリン体は細胞の核を構成する物質で、肉や魚、穀物などほとんどの食品に含まれています。
レバーやいくら、たらこなどの細胞の多い食品に多く含まれ、核内では核酸の主成分アデニンやグアニンとして存在しています。
プリン体は肝臓で代謝されると尿酸として尿と一緒に排泄されます。
代謝異常や尿酸の量が多すぎると、血液中に尿酸が蓄積されて高尿酸血症となります。
進行して尿酸が結晶化し関節に沈着すると、一般に通風と呼ばれる急性関節炎を起こします。
腎臓や尿路では腎臓障害や尿路結石などを引き起こすこともあります。

プリン体は体内で生成される

プリン体OFFという商品があるためプリン体は食材にのみ含まれると思ってしまいますが、約70~80%は体内で生成され、食材から取り入れるのは約20~30%ほどです。
しじみに含まれるプリン体の量は不明ですが、材料となるグルタミン、グリシン、アスパラギン酸などのアミノ酸を含んでいますので、プリン体を生成するのは間違いないでしょう。
同じ二枚貝で大きなホタテが76.5mg/100gですので、量的にも多くはないと推測されます。
ただし、しじみのようにわずかでも含む食材を摂取することにより体内でプリン体は生成されます。
食事で摂取した栄養は代謝によりプリン体を含んだアデノシン三リン酸というエネルギー源に変換されます。
また、新陳代謝で入れ替わった古い細胞は分解され、プリン体が産出されます。

プリン体の発生を抑える食事法

プリン体を含まない食材を探すことは難しいものです。
また、多くは体内で生成されますので、プリン体の生成を抑える調理方法や食べ方が重要です。

・プリン体を多く含む食材は茹でる、煮るなどの調理を行う。
プリン体は水に溶けやすい性質を持っていますので、摂取量を抑えることができます。

・野菜やきのこ、海藻類などの食材を積極的に取り入れる。
尿をアルカリ化し、尿酸の排出を促進します。

・ゆっくり噛んで、食べすぎない。
早食いは血糖値を急上昇させ、抑制のためのインスリンの分泌の促進、尿酸値の上昇を起こします。

・甘いものと果物は摂りすぎに注意する。
ショ糖や果糖は尿酸値を上昇させます。

・アルコールは控えめに。
ビールなどに含まれるプリン体はわずかですが、アルコール自体が尿酸値の上昇を招きます。

しじみにプリン体が含まれていても量的には少なく、しじみの肝機能を高めて尿酸の排出を促進する働きのほうがより重要です。
バランスの取れた食事をゆっくり楽しみながら食べると健康効果も高くなります。
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