しじみと血糖値

しじみには糖の代謝を促進したり、インスリンの分泌を促進して血糖値を下げる作用があります。
血糖値の抑制は糖尿病や生活習慣病の予防の重要なポイントです。
今回は、しじみの血糖値抑制作用についてご説明します。

インスリンの分泌を促進するオルニチンとアルギニン

しじみに含まれるアミノ酸オルニチンとアルギニンには成長ホルモンの分泌を促進する働きがありますが、インスリン様成長因子を増加させます。
インスリン様成長因子は血液中に存在するインスリンに似た構造を持つペプチドで、インスリンと同じような働きをして血糖値の上昇を抑制します。
しかし、糖代謝については不明な点が多いため、研究途上にあります。

インスリン抵抗性を改善するタウリン

しじみに含まれるタウリンにはインスリンの分泌促進作用やインスリン抵抗性を改善する働きがあります。
インスリン抵抗性は、臓器などのインスリンの感受性が低下し、インスリンの効きが悪くなっている状態をいいます。
この状態が続くと、膵臓のインスリンを生成する機能が低下して糖尿病を引き起こします。
タウリンはインスリンの分泌を促進して抵抗性を改善しますので、血糖値の上昇を抑えてくれます。

糖の代謝を促進するビタミンB群

しじみにはビタミンB群が多く含まれています。
ビタミンB群は三大栄養素の代謝やエネルギー生成を促進する働きがあります。
糖質は、分解されてブドウ糖となりエネルギー源として燃焼され、燃えカスの疲労物質乳酸は肝臓内でブドウ糖に再生されます。
この一連の過程でビタミンB群が働くことによって糖の燃焼がスムーズに行われ、疲労回復にもつながります。
とくに、ビオチンはインスリンの分泌にも関わり、また、インスリン抵抗性を改善する作用もありますので、血糖値の改善に重要なビタミンです。

しじみには血糖値の改善に作用する成分が多く含まれています。
血糖値の改善は重大な疾患の予防にもなりますので、生活習慣の改善とともに、食生活にしじみを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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