しじみとウコンを摂取

しじみの味噌汁は二日酔いに効くといわれ、ウコンのドリンクは飲み会の前に飲むと酔わないといわれています。
最近は、しじみの成分オルニチンがメインのサプリにウコンが配合されています。
どちらも肝機能に働きかけているようですが、それぞれどのような作用があるのでしょうか。

しじみの肝機能向上作用

しじみは、成分のオルニチンが肝臓のオルニチンサイクルに働きかけアンモニアを解毒し、肝臓の活動のエネルギーを生み出すミトコンドリアに働きかけ肝臓全体の機能を正常化する働きがあります。
メチオニンが肝臓の働きを助け、タウリンがアルコールや薬剤などの解毒を促進し、グリコーゲンが肝臓の働きを活発化させることで、肝機能を高めています。
そのため、アルコールの代謝もよく、二日酔いに効くとされています。
継続的に摂取すれば、肝臓の疲労や二日酔いの予防にもなり、身体全体の疲労予防や早期の疲労回復効果が期待できます。

ウコンの肝機能向上作用

ウコンは古くからインドや中国で肝臓に効く生薬として用いられていました。
英語ではターメリックといわれ、カレーの黄色のスパイスです。
ウコンの薬効を持つ成分はクルクミンと呼ばれるポリフェノールの化合物です。
肝臓の解毒作用を高める働きと胆汁の分泌を促進する作用が肝機能を高めると考えられています。
アルコールを大量に摂取すると、アルコール分解の過程でアセトアルデヒドが生成され、長時間血液内にとどまると、二日酔いなどの症状を呈することとなります。
胆汁には悪酔いや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの代謝を促進する働きがあるため、悪酔いや二日酔いを防ぐことができるといわれています。
しかし、クルクミンは、抗酸化作用、抗腫瘍作用、抗炎症作用などは知られていますが、食事から吸収されるクルクミンの量がごくわずかであることから、肝臓への有効性は立証されていません。

注意点

ウコンは古くから利用されてきた食材ですが、摂取量や摂取期間などによっては、肝臓に大きなダメージを与えることもあります。
ウコンにはミネラル分が多く含まれており、肝臓に過剰な負担がかかり、薬剤性肝障害や自己免疫性肝炎などを発症した例もあります。
肝障害のある方の利用やサプリなどの大量・長期間の使用は避けましょう。

しじみやウコン、二日酔いや肝機能に効果があっても、用法用量を守って、摂りすぎないようにすることが大切です。
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