しじみとあさりの違い

しじみとあさりは、大きさが多少違うだけで同じような貝に見えます。
昔からなじみの深い食材でも、おいしく食べるだけで、何が違うのかを知っている人は少ないものです。
しじみとあさり、どのような違いがあるのでしょうか。

形状

しじみは、シジミ科の二枚貝で、大きさは2~3㎝程度。
丸みを帯びた三角形の黒褐色の貝殻に輪脈があります。
あさりは、マルスダレイガイ科の二枚貝で、大きさは約4㎝ほど。
やや楕円形の貝殻の表面は粗い布目状になっており、白黒や白茶、茶色、横しま、幾何学模様など、色や模様は千差万別です。

生息域

しじみは、淡水や淡水が流れ込む塩水地域、河口周辺に生息します。
河口周辺の砂泥地域ではヤマトシジミ、淡水の砂礫にはマシジミ、琵琶湖固有のセタシジミなどがあります。
あさりは、浅くて塩分の薄い砂泥地帯に生息しています。
しかし、岸寄りでは餌となる微生物や珪藻類が少ないため殻は厚く丸くなり、沖側は栄養が豊富なため成長は早くなり、殻は薄く平べったくなりますが、身は大きくなり味も良くなります。

しじみは年間を通じて食べることができますが、夏場に最も産卵が盛んになるため、土用の日あたりが旬となります。
あさりは、冬を除いた通年で産卵しますが、春と秋の水温約18~25度くらいの時に産卵が盛んとなりますので、春と秋が旬となります。

栄養

しじみは、胆汁の生成を促進し肝臓の解毒作用を活性化進タウリン、赤血球の生成を促進するビタミンB12や鉄分など、健康維持に大切な必須アミノ酸やビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいます。
あさりは、シジミ同様にビタミンB12や鉄分を多く含み貧血にも効果があります。
また、コレステロールが少なく、タウリンを多く含むことから、血中コレステロールの減少や血液をサラサラにする効果があります。

調理法

シジミは、みそ汁や佃煮などに加工して食べられています。
身が小さいこともあり、料理のバリエーションは多くはありませんが、肝機能を高めるオルニチンが豊富なことから、二日酔いに良いとして好まれていた食材です。
あさりは、程よい大きさもあってか、みそ汁やスープ、酒蒸し、炒め物、しぐれ煮、炊き込みご飯など幅広いメニューに使われています。
しじみの肝臓への効果が高いせいか、あさりの栄養価は低く見られる傾向がありましす。
しかし、違いはあっても、それぞれに栄養豊富な優れた食材です。
最近、漁獲量は少なくなってきてはいますが、ぜひ、食卓に乗せたいものです。
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